vol.9 LEG3。 05/11/01
 SS22-SS24、得意なコースではあるが、左フロントの足回りを損傷。アンダーソン車も復活。

 迎えた3日目、午前のSSは新得町北部を中心とした高速ステージ。

 SS22が「パンケニコロベツ」、続くSS23が「ペンケ」である。このあたりは昨年のラリージャパンや新得ラリーなどでもおなじみ。島田選手も以前から走り慣れているコースだ。その後、SS24となる札内SSSを走行し、北愛国に戻る予定になっている。

 今日を乗り切れば、「完走」に加え、「A6クラス3位以上」が確定する。島田選手も得意なコースとくれば、さらに期待は高まる。

 こうなると気になるのが、総合順位とライバルの動向である。昨日の段階で、総合49位。これはSUZUKIワークスの2台を除き、2WD勢では最速なのだ!!!

 気になる存在は粟津原選手のイグニスである。N2クラスとはいえ、SUZUKI SPORTからの支援を受けているようで、見方によっては準ワークス的な存在ともいえる。北原ナビも意識しているようだった。

 スタート前の点検の後、スタッフは206を送り出した。

スタート前の点検・車載物の確認。監督も山本氏も余裕。  BL茨木、寺川メカ。スムーズに作業をこなす。 サイン中の島田選手。今回は7人にサインしたそう。
 スタート前の点検・車載物の確認。監督も山本氏も余裕。
 BL茨木、寺川メカ。スムーズに作業をこなす。
 サイン中の島田選手。今回は7人にサインしたそう。

 SS22。3台のマーシャルカーに続き、ワークス勢が次々とスタート。続くN4勢に混じって、なんと、アンダーソンのSWIFTが復活していた・・・。しばらくして、我らが206の登場。結構、順位が繰り上がっている。

 今年はWRカーに続いてPCWRCの車両が走行するため路面が荒れやすい。3速で抜ける右コーナーに発生した深いギャップにまともに突入してしまった206は左側ショックを曲げてしまったようだ。フル荷重状態のまま何かにヒットすれば一瞬でダメージを負ってしまうのだ。

トリプルゼロのランサー。ゼロツーもランサー、ゼロカーは新型インプ。 SS22をスタートする、カールソン307WRC。 SS22、最初のターン。グロンホルム307WRC。
 トリプルゼロのランサー。ゼロツーもランサー、ゼロカーは新型インプ。
 SS22をスタートする、カールソン307WRC。
 SS22、最初のターン。グロンホルム307WRC。

なんと、復活したアンダーソン車。よく見ると左バンパーが・・・。 SS22をスタートする206XS。 最初のターンを行う、206XS。
 なんと、復活したアンダーソン車。よく見ると左バンパーが・・・。
 SS22をスタートする206XS。
 最初のターンを行う、206XS。

 しかし、完全な状態ではないとはいえ、続く札内SSSのSS24では、またまた結構、派手にジャンプしてたりする。

 「ラリードライバーってギャラリーがいるとテンション上がりますからねぇ」とは島田選手の談。

 サービスパークに戻った206。早速、ルーティンの作業がスタッフにより進められる。問題の左サスまわりは、イレギュラーではあったが、既に右側の交換を実施していたことや左側の部品をドナーカーから取り外してあったこと、スタッフの協力等により、無事クリア。午後の、そして最終ステージに向けて206を送り出した。

 ※写真をご提供いただいた小野勝彦氏から206走行シーンの動画もいただきました。ありがとうございます。

 LEG3 ピットイン(wmv 813KB / mp4 2,016KB
 LEG3 ピットアウト(wmv 924KB / mp4 2,306KB


黙々と自分のセクションをこなすEURO・魚住メカ。 各部をチェックする、米田チーフメカの目も真剣そのもの。 サービスパークでの声援に応える。
 黙々と自分のセクションをこなすEURO・魚住メカ。
 各部をチェックする、米田チーフメカの目も真剣そのもの。
 サービスパークでの声援に応える。

 気になるイグニスとのタイム差はかなり拮抗していると思われるが現時点ではわからない。

YM WORKS TEAM 206XS LEG3 SS22-SS24順位
SS コース 走行距離 SS順位 SSタイム 総合順位
SS22 Penke Nikoropet 1 17.04 km 52 12:37.2 48
SS23 Penke 1 24.88 km 49 19:05.0 47
SS24 Satsunai 3 2.10 km 54 1:53.4 46


 SS25-SS26 「NAプライベーター最速」の座を賭けて。

 午後のSS25はSS22とSS26はSS23と同じコースで行われる。そしてSS25ではソルベルグリタイアという大波乱が起きた。代わって首位に立ったのはプジョー307WRC、グロンホルム。

 我々の206は順調に走行を続けているようだ。目指すは完走、総合順位40位。そして名実共に「NAプライベーター最速」の座。

全SSを終えてサービスパークに戻る206。サイドは泥だらけだ。 あまり紹介されないが、戻ったクルマはここで洗車される。 洗車終了。
 全SSを終えてサービスパークに戻る206。サイドは泥だらけだ。
 あまり紹介されないが、戻ったクルマはここで洗車される。
 洗車終了。

 徐々にサービスパークに戻ってくるラリーカー。各チームがクルマとクルーを出迎える姿があちこちで見受けられる。

 そして14:30過ぎ、206が全SSを走りきり、サービスパークへ戻ってきた。何人かのスタッフが入り口で出迎える。両サイドは泥だらけである。洗車を受け、北原ナビが手続きを済ませるといよいよピットへ。

 喜びを分かち合う、クルーとスタッフ。スタッフは早速、最終整備とセレモニアルフィニッシュのための化粧直しに取り掛かる。

 さらに念入りな洗車の後、ホイールもホワイトペイントの温存していたものに履き替え、ランプポッドも装着した。

手続きをする北原ナビ。 プジョーフラッグを手に。 化粧直しに入る206。島田選手も本当に嬉しそうである。
 手続きをする北原ナビ。
 プジョーフラッグを手に。
 化粧直しに入る206。島田選手も本当に嬉しそうである。

各部を点検、最後はセレモニアルフィニッシュが待っている。 作業は進む。 温存しておいた、晴れ舞台用のOZホイールを準備。
 各部を点検、最後はセレモニアルフィニッシュが待っている。
 作業は進む。
 温存しておいた、晴れ舞台用のOZホイールを準備。

 正式な総合順位はこの時点ではわからなかったが、イグニスの粟津原選手がSS23で好タイムを出しており、気になるところだ。

YM WORKS TEAM 206XS LEG3 SS25-SS26順位
SS コース 走行距離 SS順位 SSタイム 総合順位
SS25 Penke Nikoropet 2 17.04 km 46 12:35.1 44
SS26 Penke 2 24.88 km 42 18:31.9 44


 A6クラス3位、総合44位、完走。感動のポディウム。

 化粧直しの終わった206と共にまずはチーム記念撮影。これもあちこちで見られる光景だ。

 そして、プジョーのフラッグをウィンドウに立て、セレモニアルフィニッシュへ。大半のスタッフも後を追う。

 ポディウムでメダルの授与を受ける島田・北原両選手。その後、何と、スタッフもポディウムに上がることが出来た!昨年とは違い、今年はポディウム前には多くのファンが声援を送ってくれている。クルーもスタッフも感動の一瞬である。

 なお、小椋GMはポディウムに立つか、写真を撮るか迷った末、結局、何も出来ずじまいでした(笑)。

 気になる総合順位は粟津原選手のイグニスが、やはり、6.8秒の僅差で206をかわして43位。YM206は総合44位、A6クラス3位完走でRally Japan 2005を終えました。

 サービスパークで、リエゾンで、また、メールでもたくさんファンからご声援をいただき、ありがとうございました。また、参戦にご尽力いただいたスポンサー様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

 小椋GMの頭の中では、既に2006年の青写真が描かれてはじめています。スタッフからも「来年も出ましょう!」の声が強く出ています。体制はどうなるかはわかりませんが、今後とも、応援、よろしくお願いいたします。

 vol.10ではスタッフの参戦を終えてのコメントをまとめます。

セレモニアルフィニッシュ前に、まずは記念撮影。 プジョーフラッグを付けて。セレモニアルフィニッシュへ。 感動のポディウム。小椋GMは・・・。
 セレモニアルフィニッシュ前に、まずは記念撮影。
 プジョーフラッグを付けて。セレモニアルフィニッシュへ。
 感動のポディウム。小椋GMは・・・。

シャンパンで祝杯。もちろん、ほとんど飲んでいませんが・・・

 シャンパンで祝杯。もちろん、ほとんど飲んでいませんが・・・



※一部写真提供:小野勝彦氏