COTTON FACTORYは2004年WRC第11戦、ラリージャパンにプジョーで参戦する島田 勝正選手をサポートしています。

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ラリージャパン本戦編LEG1
9/3 LEG1。SS1からイグニス勢に続くA6プライベータートップタイムをマークするも、重大なトラブル発生、SS5で無念のリタイア。

 LEG1。SS1のスタートは7:38だ。撮影隊もサービスチームも早朝より移動を開始する。撮影隊は公式にはSS1のスタート1時間前には現地入りしなくてはならない。わかってはいたが結構、キツいスケジュールだ。撮影隊は6:00過ぎにSS1スタート地点へ到着。カメラポイントへ移動する。

 以下、茶色文字は島田選手のレポート。

SS1 Yam Wakka 1 26.1Km 総合59位 クラス4位(プライベーター1位)
 SS1は道幅の狭い、広葉樹の原生林の中のコース。スタートして5kmで異音が発生。ブレーキング、クラッチミートの度に「ゴンッ」という不気味な音が車内に響く。マウントかミッション関係に問題があるようだ。
 以後、スローダウンを余儀なくされる。約10秒のロスであったが、イグニス勢に続く、A6プライベータートップタイム。


トリプルゼロ、ゼロツーに続き、マキネンのゼロカーがSSの開始を告げる。
Xsara WRC、#3ローブ車。は、速い!デジカメで追うのは結構、キツいかも。
Focus WRC、#7マーティン車。右手前の標識はプレスの不評をかっていた(笑)。
307WRC、#5グロンホルム車も続く。
待つこと2時間弱。206もいいペースで前を過ぎていった。この時、既にトラブル発生とは・・・。
Clio RS、#101佐々木車も順調のようだ。

SS2 Kunneywa 1 20.4Km 総合63位 クラス4位(P1位)
 上記の影響からキロ1秒ほどペースを落としての走行となる。それでも悪くないタイムなのでもったいない。

SS3 Niueo 1 26.5Km 総合59位 クラス5位(P2位)
 ペースダウン走行が続く。集中するのが難しくスピンしてエンジンストールさせてしまう。約30秒のロス。

SS4 Rikubetsu 1 2.8Km 総合59位 クラス4位(P1位)
 
札内とともにギャラリーにとって重要な観戦ポイントが陸別オフロードサーキットだ。SSは前半がサーキットに隣接する林道セクション、後半がサーキットセクションになっている。SS1の撮影の後、移動するとすごい人。ノースアタックの2、30倍はいるだろうか。比較的、人が少ないといわれる初日でこれぐらい。日本のWRC人気も捨てたものではない。少し先のDポイントでカメラを構える。

 Dポイントの後の下りセクションが非常に荒れていて止まるぐらいにペースを落として通過する。サービスに帰ることが出来るので、ひと安心。


SS4、陸別。サーキット内のテント村前半でこの人出。
林道セクションの最後、Dポイントを通過する206。
サービス開始。トラブル箇所の原因究明が始まる。
通常のサービス作業と共に、破損したロアマウントの対策を検討。
コチラはプジョーワークス。#5グロンホルム車。
リエゾンですれ違う、307WRC、#6ロバンペラ車。

エンジンロアマウントの破損
 昼のサービスは20分間。異音の原因はエンジンロアマウントの破損によるものだった。プジョースポール製の強化マウントが裏目にでたようで、ノーマルより大幅に硬度アップしたラバーが想像以上の負荷により粉砕してしまっていた。純正なら数万kmは持つパーツなだけに、正直、マウントが粉砕してしまうほどとは予想していなかった。純正ラバーの硬度なら粉砕までには至らなかったと思われるが、皮肉なものである。

 プジョーのマウントは簡単に交換が出来ない構造になっている。交換しなければマズいことはわかっているが、規定のサービスの残り時間内では交換作業(レッキカーからの移植になる)は難しく、失格の恐れもあるため、応急処置に留めることになった。夜のサービス(45分間)まで我慢の走行を余儀なくされる。


SS5 Yam Wakka 2 26.1Km
 サービスでの修理が出来ず、更にペースを落とし丁寧な運転にてスタート。
 しかし、約3Km地点で3速ホールド、そのまま走行を続けるも10Km地点でマウントが完全にダメになり、走行不能に。見てみたら「エンジンが斜めに」なっていた。残念ではあるが、SWEEPER(追上げのオフィシャルカー)にリタイヤ届けを提出し、
同時にスーパーラリーによる再走の申告を行った。

リエゾンはこんな感じで一般車の中を走行する。このあたりは民家が無いので、ギャラリーはいない。
R38上でSS5に向かう206。通りがかった地元高校生の声援に応える島田選手。
走行不能となった206を迎えるため、整然と準備されたサービスピット。

SS6 Kunneywa 2 20.4km 不参加。
SS7 Niueo 2 26.5km 不参加。
SS8 Rikubetsu 2 2.8km 不参加。
SS9 Satsunai 1 2.2Km 不参加。


スーパーラリーに向けてのサービス
 SS5から北愛国SPまでは140km近くある。ドナーカーよりマウントを取り外し、破損が予想されるドライブシャフト他の駆動系部品のスペアを用意してキャリアカーを待つ。戻ってきたのは日も暮れてからだった。走行不能のため、人力でピットに納められる206。ボンネットを止めるテーピングが痛々しい。

 エンジンハンガーを掛け、ダメージ箇所を確認。エンジンロアマウント破損の影響は結構、深刻で、ドライブシャフトや周辺の補機類にも影響が出ていた。中村/米田以下、スーパーラリーによる再走に向けての懸命な作業が進む。

 テントでは、島田選手/北原ナビと首脳陣により、今後の走行についての打ち合わせが行なわれる。

スペアパーツをドナーカーより移植。
スタッフに押されてピット入りする206。
エンジンハンガーを掛けるSS米田/RESULT山本。
今後の走行方針について話し合う。左よりSS宮崎/YM小椋/TAC吉田/島田選手。
破損箇所を中心に、懸命な修理が続けられる。
取材を受ける島田選手。取材数もプライベーターとしてはかなり多い。

 エンジンの再始動後、ミッションの入り具合を確認、何とか走行可能な状態にすることができた。順位は残らない、スーパーラリーではあるが、明日のSS10より再び、走ることができそうだ。

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